女性アイリッシュヴォーカル3人の共作。IONAとCLANNADのヴォーカル共演なんてすごい。あ、もうお一方は初めて聴く名前なんですが、やはりアイリッシュヴォーカルの実力者だそうです。
タイトルに使われている「Hymns(=賛美歌)」の語、「心温まるクリスチャン・アルバム」というキャッチコピーから、なんつーか、もっとトラディショナルで賛美歌っぽい、雪がしんしんと降り積もる教会の中で聖歌隊が歌うようなのをイメージしてたんですが、全然違ってました。
track1からケルティック・ロック。続く曲もポップだったりアイリッシュ・ダンスっぽかったり・・・あ、バラードもありますが。歌詞(もちろん英語なのでちゃんと理解できてませんが)は普通に賛美歌。そういえばタイトルに「New」という語もありますが、「新しい賛美歌」ってこういうことなんでしょうか。聴いていてつい口ずさむような、軽やかなメロディが印象的。
リードボーカルも作曲も、3人の持ち回りでやっているようです。曲によってIONAぽかったり、モイア・ブレナンのソロアルバムに雰囲気が似ていたり・・・それぞれの個性が出てるのかな。でも似てるんだけどちょっと違う。全体的にさらっとしている感じ。もちろん、ホイッスルやイーリアン・パイプといったケルト楽器が随所に入ってるんですが、それほど「ああケルトー」って感じではないというか。CorrsとかBellefire(矢井田瞳のカバーでおなじみ?)あたりの、ケルト風味のポップスが好きな人にもいいかと。逆に、トラディショナルが好みの人は、ちょっと期待はずれかもしれません。
贅沢を言うと、これだけの豪華メンバー共演なんだから、1曲ぐらいアカペラで聴きたかかったなあ。わりとどの曲もしっかりアレンジが入っているので。
2006年09月17日
Margaret Becker/Maire Brennan/Joanne Hogg『New Irish Hymns』
posted by 築城 at 22:35| ケルト
『Voice of the Celtic Myth』
アイルランドのデ・ダナン神話をモチーフにしたコンセプトアルバム、らしいです。ジャケット裏によると。参加メンバーのうち、私が分かるのは高橋鮎生とAoife Ni Fhearraighぐらいかな。いずれもそっち方面でよく聞く名前。
勝手にアイリッシュトラッドを想像していたら、だいぶ違う雰囲気。全体的にシンフォニック・シンセアレンジ。アジア方面も一部混じっているようなメロディとリズム。ケルト音楽ってアイルランドだけでなく、スペインやその他の地域にも広く伝わるものらしいですが、そっちの方も混じっているのかな。
といっても、全11曲の大半に入る女性ヴォーカルはアイリッシュでおなじみのもの。多声コーラスもあって美しい。男性ヴォーカルも数曲フィーチャーされてます。 イーリアンパイプやブズーキ・フィドルといった、ケルト音楽に欠かせない楽器も随所に登場。でも個人的にはtrack4がかなりツボ。アジアっぽいパーカッションに、アイリッシュ女性ヴォーカルが不思議によく合う。
勝手にアイリッシュトラッドを想像していたら、だいぶ違う雰囲気。全体的にシンフォニック・シンセアレンジ。アジア方面も一部混じっているようなメロディとリズム。ケルト音楽ってアイルランドだけでなく、スペインやその他の地域にも広く伝わるものらしいですが、そっちの方も混じっているのかな。
といっても、全11曲の大半に入る女性ヴォーカルはアイリッシュでおなじみのもの。多声コーラスもあって美しい。男性ヴォーカルも数曲フィーチャーされてます。 イーリアンパイプやブズーキ・フィドルといった、ケルト音楽に欠かせない楽器も随所に登場。でも個人的にはtrack4がかなりツボ。アジアっぽいパーカッションに、アイリッシュ女性ヴォーカルが不思議によく合う。
posted by 築城 at 22:35| ケルト
Loreena McKennitt『Live in Paris and Toronto』
2枚組のライブアルバムで、1枚目は『the book of secrets』の全曲、2枚目は今までのベスト盤的セレクションだそうな。
実は今まで、ライブアルバムって好きじゃなかったんですよ。トークとか歓声とか入っているのが嫌で、それなら原盤で聴きたい派だったんですが・・・初めて「いい」と思えたライブ盤です。迫力の生声、生演奏。1枚目なんか『the book of secrets』と曲は全く同じはずなんですが、別ものに聞こえる。
Quinlan Road (アーティスト公式、試聴可)
実は今まで、ライブアルバムって好きじゃなかったんですよ。トークとか歓声とか入っているのが嫌で、それなら原盤で聴きたい派だったんですが・・・初めて「いい」と思えたライブ盤です。迫力の生声、生演奏。1枚目なんか『the book of secrets』と曲は全く同じはずなんですが、別ものに聞こえる。
Quinlan Road (アーティスト公式、試聴可)
posted by 築城 at 22:35| ケルト